電気・電子製品に欠かせない「EMC試験」とは!?

そもそも、EMCはどんな意味なのか

EMCは「Electromagnetic Compatibility」の略称であり、日本語では「電磁環境両立性」を意味しています。そもそも電気製品を製作するにあたっては、自らが放出する電気的なノイズを抑えて、さらに周囲から電気的ノイズによって電気製品にトラブルを発生させないように、注意する必要があります。電気製品が発する電気的ノイズをエミッション(EMI)、電気的ノイズに耐えうる力をイミュニティ(EMS)と言うのですが、EMC試験はこの2つが守られているかどうかを確認するテストを意味しています。効率的に製品を作るためには、試作段階でのノイズ測定や対策も求められます。このため製品の開発段階から、EMCは考慮しておかなければならない項目だと言えます。

EMC試験が重要だと言われる理由

現代社会では、EMC試験を実施することがとても重要だと言われています。その理由は第一に、電気・電子製品が稼働し続けるにあたって、その他の製品や人体に悪影響を及ぼさないかチェックする必要があるからです。製品のスイッチをONにすることで付随的な電磁現象が発生し、他の製品を阻害してしまっては大変です。他の製品に干渉しない程度に、しっかりと抑えなければなりません。そしてEMC試験が重要だと言われるもう1つの大きな理由が、世界各国でEMCに対する意識が高まりつつあるからです。EMC試験の実施は、北米や欧州はもちろんのこと、中国や韓国、その他のアジア諸国でも必須条件となっています。このため世界基準に合わせるためにも、EMC試験は必ず行う必要があります。

EMC試験とは、電気機器などが妨害電波によって、その機能や動作に不具合が生じないかを測定する耐性試験のことを指します。